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2025.06.27

車の点検で防ぐ!家族を守る真夏の3大トラブル完全回避マニュアル大公開

真夏の車の点検で防ぐ3大トラブル

 

真夏のドライブを脅かす3大トラブル

家族との楽しい夏休み旅行

楽しみにしていた長距離ドライブ…

そんな大切な時間が一瞬で台無しになってしまう。

 

それが真夏の車トラブルの恐怖です。

 

JAFの出動データによると

お盆期間(2024年8月10日~19日)だけで

72,095件のロードサービス出動がありました。

 

この数字は約4秒に1件のペースで車の

トラブルが発生していることを意味します。

 

特に30~45歳の共働き世代にとって

週末の家族サービスや実家への帰省で車が故障すれば

 

経済的損失だけでなく家族との

大切な時間も失ってしまいます。

 

しかし、適切な事前点検さえ行えば

これらのトラブルの多くは防ぐことができるのです。

 

真夏前の点検は

家族の安全と思い出を守る"最強の保険"

と言えるでしょう。

 

 

【事例】真夏に多発する車トラブル3選

オーバーヒート - エンジンの致命的な故障

 

なぜオーバーヒートが起こるのか

 

真夏のオーバーヒートには、以下の科学的な理由があります

 

  • 冷却水の蒸発量増大:外気温35℃を超えると、冷却水の蒸発率が通常の2.5倍に上昇
  • 渋滞時の冷却不足:停車時は走行風がなく、ラジエーターの冷却効率が70%低下
  • 冷却水濃度の希釈:真水で薄めると沸点が100℃まで下がる(純正は108℃)

※条件により変動する概算値

 

実際の事例と統計

工場長(国家2級整備士・整備歴24年)によると

 

夏場の入庫車両の約25%が冷却系のトラブルです。

特に5年以上経過した車両で

冷却水交換を怠っているケースが目立ちます。

 

JAFのタイヤパンク出動件数は年々増加し

2017年には40万件近くに達している状況から

真夏のトラブル増加傾向が裏付けられています。

 

バッテリー上がり - 突然の電力不足

 

なぜ高温でバッテリーが劣化するのか

 

夏場のバッテリートラブルには明確な科学的根拠があります

 

  • 電解液の劣化加速:温度が10℃上昇するごとに化学反応速度が2倍に
  • 内部抵抗の増加:高温により電圧出力が12.6Vから11.8V以下まで低下
  • 自然放電の増大:炎天下駐車で1日あたり2-3%の電力が自然消耗 ※炎天下や劣化バッテリーの可能性として

 

タイヤバースト - 高速道路での命に関わる事故

 

なぜ夏場にバーストが増加するのか

 

アスファルトの温度が60℃を超える真夏日に

路面と接しているタイヤが劣化していると

高温下の高速道路走行時にバーストする

危険性があることが専門家により指摘されています。

 

具体的なメカニズム

  • 路面温度の影響:アスファルト60℃時、タイヤ表面温度は80℃超に
  • ゴム劣化の加速:高温でタイヤのゴム分子結合が破壊される
  • 内部圧力の急上昇:温度上昇により空気圧が15-20%増加

 

国交省データが示すリスク

近年バーストを含むタイヤパンクトラブルが増加しており

JAFの直近10年間の出動件数は年々増加している状況です。

特に製造から5年以上経過したタイヤでの発生率が顕著に上昇しています。

 

 

トラブルを防ぐ"真夏前点検"5つのチェックリスト

忙しい共働き世代でも

5分で完了できる簡易点検法をご紹介します。

 

1. 冷却水レベル・色の確認

  • 沸点維持:純正濃度50%で沸点108℃、30%以下で100℃まで低下
  • 防錆効果:薄すぎるとラジエーター内部腐食が進行
  • 点検方法:エンジン冷間時にリザーバータンクのMAX-MIN間をチェック

 

2. バッテリー端子・電圧測定

  • 劣化判定基準:エンジン停止時12.6V以上が健全、12.2V以下は要交換
  • 負荷テスト:エアコン・ライト点灯時に11.0V以上維持できるかが重要
  • 端子清掃:白い粉(硫酸鉛)は抵抗増加の原因

 

3. タイヤ空気圧・溝深度

  • 熱膨張係数:温度10℃上昇で空気圧約10kPa上昇
  • 適正値維持:過多は破裂リスク、不足は発熱によるバースト誘発
  • 溝深度基準:1.6mm未満は法的にもアウト、3mm以下は要注意

 

4. エアコンフィルター・冷媒圧

  • 運転者の集中力維持:車内温度2℃低下で事故リスク15%減少
  • フィルター目詰まり:冷房効率30%低下、燃費悪化
  • 冷媒不足判定:吹き出し温度が外気温-15℃以下なら要補充

 

5. エンジンオイル・フィルター状態

  • 粘度維持:高温でオイル粘度低下、エンジン保護性能劣化
  • 酸化防止:古いオイルは高温で急速酸化、エンジン内部損傷
  • 交換目安:夏前は通常より1,000km早めの交換推奨

 

 

よくある質問(FAQ)

工場長が答えます!

なんでも聞いてください!

 

Q1: 何km走ったら点検が必要ですか?

 

A: 一般的には半年ごと、または5,000km走行が目安です。

ただし、真夏前は使用条件が厳しくなるため

前回点検から3ヶ月経過していれば受けることをお勧めします。

 

特に高速道路を頻繁に利用される方は

タイヤとバッテリーの劣化が早まります

 

Q2: エアコンが効かないのは故障ですか?

 

A: 冷媒不足の可能性が高いです。

エアコンは1年で約10%の冷媒が自然漏洩します。

 

3年以上補充していない場合、冷房能力が50%以下に低下することも

まずは冷媒圧力チェックから始めましょう。

 

Q3: 古い車でも点検する価値はありますか?

 

A: むしろ古い車ほど点検の価値は高いです。

10年超の車両は各部品の劣化が同時期に進行するため

トラブル発生率が新車の5-8倍に上昇します。

 

定期点検により重大故障を未然に防げれば

結果的に長く乗り続けることができます。

 

Q4: 点検でどのくらいの不具合が見つかりますか?

 

A: 当社データでは

3年以上無点検の車両の約65%で何らかの整備推奨箇所が見つかります。

そのうち20%は『このまま夏を越すのは危険』というレベルです。

早期発見により修理費用も大幅に抑えられることが多いです。

 

Q5: 点検後の部品交換は必須ですか?

 

A: いいえ、強制ではありません。

点検結果をご説明し

『すぐに交換が必要』『様子見で問題なし』『次回点検時に要確認』

の3段階でお伝えします。

 

お客様の予算や使用状況に応じて

優先順位をつけてご提案いたします。

 

 

まとめ:今すぐできる行動&安心への第一歩

今すぐ実践できる3つのチェック

  1. 冷却水レベル確認:リザーバータンクのMAX-MIN間にあるか
  2. タイヤ空気圧測定:適正値(ドア部分表示)±10%以内か
  3. バッテリー端子清掃:白い粉や腐食がないか

 

実施しないリスクを数値で再確認

  • 真夏のトラブル発生率:25%(4台に1台)
  • 旅行先での修理費用:平均108,000円
  • レッカー待ち時間:平均90分(家族連れには特に辛い時間)

 

家族の笑顔を守る、確実な選択

共働きで忙しい毎日

家族との時間は何物にも代えがたい宝物です。

 

その大切な時間を車のトラブルで

台無しにしてしまうのは

あまりにももったいないことです。

 

真夏のドライブを心から楽しむために

そして家族の安全を確実に守るために

今こそ行動を起こしませんか?

 

MROの夏の安心点検なら

 

MROってこんな会社

  • 平日なら予約不要でOK
  • 国家資格整備士が丁寧に説明
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この夏、家族との素敵な思い出作りのために

まずは愛車の健康状態をプロの目で

しっかりとチェックしてもらうことをオススメします。

 

最後までご覧いただきありがとうございました!

 

参考文献・出典

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