特殊整備士ってどんな役割なの?
こんにちは。
9月になりました!当社も四半期が経過しましたが皆さまのおかげで業務に励むことが出来ています。
ありがとうがうございます。
9月になったとはいえまだまだ暑い日が続きます。
読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋なんて言われていますが
どれくらい秋を満喫できるんでしょうかね?
暑い日が続き、あっという間に冬。
なんてことにならなければ良いのになー。
さて今回は特殊整備士について深掘りしてみようと思います。
自動車の整備技術が進化し多様化する中で特殊整備士の必要性が増してきています。
特殊整備士は通常の整備士とは異なり、特定の技術や知識を持っており
特定の分野に特化したメンテナンスや修理を行います。
この記事では自動車の特殊整備士に関する資格の種類、資格の取得方法
資格の価値、資格保有者のキャリアについて解説していこうと思います。
1.自動車の特殊整備士とは?
自動車の特殊整備士とは通常の自動車整備士とは異なり、特定の専門技術を持ち
特定の分野に特化して整備・修理をプロフェッショナルに行っています。
例えば自動車(EV)などの最新技術への対応が該当します。
これらの技術分野は高度化しているため、専門の知識と経験が求められます。
特殊整備士の役割は自動車の性能を最大限に発揮し運転の安全性を確保することにあります。
そのためこれらの整備士は自動車メーカーやディーラー、整備工場
さらには独立したメカニックとして活躍していることが多いです。
2.特殊整備士の資格と種類
自動車の特殊整備士の資格は下記の種類に分類されます。
2-1 自動車電気装置整備士
自動車電気装置整備士は自動車の電気装置部分(電子制御装置、バッテリー、冷暖房装置などの装置)の
点検・修理・整備などを行います。
自動車の電気装置の整備は2級整備士で対応ができます。
しかし、最近の自動車は電子制御で動いている自動車が多く
電気装置を正確に点検・修理するための知識と技術を持つことが必要です。
電気装置に精通しているわけですからスペシャリストと言っていいでしょう!
これからは電気自動車やハイブリッド車がさらに普及し、定着していきます。
そうなると電気自動車やハイブリッド車専門の資格も誕生するかもしれませんね。
電気装置の修理・点検・整備が重要になってくるので取得して損はないでしょう。
2-2 自動車車体整備士
自動車車体整備士は主に自動車のボディやフレームの修理・整備を行います。
事故などによる被害を修復し車両の安全性と外観を元に戻す技術を持っており
無資格でも行えます。
ただ溶接や塗装に関する専門知識が必要で、かつ職人的な要素が含まれる仕事内容なので
資格を取得し技術や知識を証明することで信頼を得ることが出来るでしょう。
備えあれば憂いなし、ということですね。
2-3 自動車タイヤ整備士
自動車タイヤ整備士は車両のタイヤに関する知識と技術を持ち、点検・修理・交換を行うプロフェッショナルです。
タイヤのパンク磨耗状態や空気圧の確認、バランス調整、修理などが主な業務です。
タイヤの正しい知識が必要で車両の性能や乗り心地、燃費の向上などアドバイスしたりします。
季節に対応したタイヤの交換(夏用・冬用)や最新のタイヤ技術に対応するための知識が必要になります。
ただ、平成12年から国家試験が行われておらず再開は未定です。
いつ試験が再開してもいいように備えておくのがいいですよね。
3. 特殊整備士の資格の取得方法
3-1 受験資格
特殊整備士の受験するには一定の受験資格が必要です。
まずは専門学校や技術大学で自動車整備に関する基礎的な知識と技術を学び
エンジンや電装系、シャーシ、ブレーキシステムなど、自動車全般に関する理論と実践的なスキルを習得します。
もしくは2年以上の実務経験を行うこと。
大学または高等専門学校の機械工学科を卒業された方は1年6ヶ月以上の実務経験で
受験ができ必要な実務経験が短縮されることがあります。
自動車整備専門学校や認定大学の特殊整備士課程を卒業した方は、卒業と同時に受験資格を得られます。
整備工場や自動車ディーラーでの実務経験は特定の分野に特化しているため、実務経験はもちろんの事
整備作業における問題解決能力や顧客対応力も養います。
3-2 特定の資格試験の受験
実務経験を積んだ後、特定の分野の特殊整備士資格試験を受験します。
試験は筆記試験と実技試験の両方が行われ、合格することで正式な資格を取得できます。
例えば自動車電気装置整備士は、学科試験で基礎工学、法規、検査、電気の基礎、バッテリー
充電装置、始動装置、電子制御装置などです。
3-3 継続的なスキルアップ
自動車技術は日々進化しているため特殊整備士も常に最新の技術動向を追い続ける必要があります。
メーカー主催の講習会やセミナーに参加し新技術や新モデルに対応するためのスキルを磨くことが大事になってきます。
4. 特殊整備士の資格と価値
自動車の特殊整備士の資格は整備業界において非常に高い価値を持っています。
下記にその理由を挙げます。
4-1 高度な専門知識とスキルの証明
特殊整備士の資格はその分野における高度な専門知識とスキルを持つことを証明するものです。
これにより資格保有者は他の整備士よりも優れた技術力を持つと認識され信頼性が向上し
特に最新の技術を扱う資格は自動車メーカーやディーラーにとって不可欠な存在となるでしょう!
4-2 キャリアアップと高収入の実現
特殊整備士の資格を持つことでキャリアアップのチャンスが広がります。
たとえばメーカー認定の技術者としてのキャリアパスが開け
リーダーシップの役割やマネジメント職への昇進が見込まれます。
また高度なスキルを持つ整備士は一般的な整備士よりも高収入を得ることができる可能性が高いです。
4-3 自動車業界全体の成長に寄与
特殊整備士は業界全体の技術向上と安全性の確保に大きく貢献しています。
電気自動車や自動運転技術などの先進技術が普及する中でこれらの技術に対応できる整備士は必要不可欠です。
これにより自動車業界全体の発展にも寄与しています。
4-4 顧客満足度の向上
特殊整備士の資格を持つことで顧客に対してより高品質なサービスを提供できるようになります。
高度な技術が求められる修理やメンテナンスを行う際にその技術力が発揮され顧客満足度の向上に繋がり
かつ信頼性の高いサービスを提供することで、リピーターを増やしビジネスの拡大にも寄与します。
5. 自動車の特殊整備士資格取得のメリットと将来性
特殊整備士資格を取得することで得られるメリットは非常に大きく将来的な展望も明るくなります。
5-1 高い需要と安定した雇用
自動車業界の技術革新が進むなかで特殊整備士の需要は増加しています。
電気自動車やハイブリッド車の普及、自動運転技術の進展などにより
これらの分野に対応できる整備士は不可欠のため、特殊整備士資格を持つ技術者は安定した雇用が期待できます。
5-2 自己成長とやりがい
特殊整備士資格の取得には継続的な学習と実務経験が必要です。
継続することで自己成長を促し、高度な技術を身につけることで大きな達成感を得ることができます。
最新技術を使い問題を解決する事は特殊整備士としてのキャリアを支える大きな要素となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
特殊整備士は日々進化する自動車技術に対応するための高度な専門知識とスキルを持つプロフェッショナルです。
資格を取得することでキャリアアップのチャンスが広がり、高収入を得ることができるだけでなく
業界全体の発展にも寄与することができます。
特に電気自動車や自動運転技術の普及が進む中で、特殊整備士の需要はますます高まることが予想され
ますます将来性のある職業であると言えるでしょう。
資格取得を目指す方は、基礎的な知識を習得し、実務経験を積み重ね、継続的にスキルアップを図ることで
自動車業界でのキャリアを確立することができます。
当社も積極的な採用を実施し、日々進化する自動車技術についていける人材を育てることを考えております。
資格取得への援助を全力でサポートし最強のスキルを身につけた整備士とともに安心安全をお届けしてまいります!
ご覧いただきありがとうございました。