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2025.05.31

整備士は狙い目の職業!人材不足で求人増加の業界事情と将来性

「整備士って本当にきついの?」

「将来性はあるの?」

 

そんな疑問を抱いて

この記事にたどり着いた方も

多いのではないでしょうか。

 

SNSやネットでは

「整備士はブラック」

「3K職業」

 

といった厳しい声も目にしますが、

実は今、

自動車整備業界に大きな変化が起きています。

 

人材不足が深刻化する一方で、

整備需要は過去最高水準。

 

つまり、未経験者や若手にとって絶好のチャンス

広がっているのです。

 

この記事では、

現役整備士の実体験や

最新の業界データをもとに

 

自動車整備業界のリアルな現状と

将来性について詳しく解説します。

 

「安定した仕事に就きたい」

「手に職をつけたい」

 

と考えている方にとって、

きっと参考になるはずです。

 


深刻化する自動車整備業界の人材不足

 

自動車整備業界は今、

かつてない人材不足に直面しています。

 

2024年の業界調査によると、

整備業界全体の有効求人倍率は

約4.55倍という驚異的な数値を記録。

 

これは「整備士1人に対して4つ以上の求人がある」

ことを意味し、

まさに売り手市場の状況です。

 

高齢化と若手の定着率の低さ

現在、自動車整備士の平均年齢は約46.7歳で、

特に町工場などの

整備専業店では平均年齢が50歳を超えています。

 

整備士数は2011年度の約34.7万人を

ピークに減少傾向が続き、

2022年度時点では約33.1万人まで減少しました。

【参考ページ】

 

この背景には、

若者の車離れと整備士志望者の激減があります。

 

国家整備士資格試験の受験申請者数は、

2004年度の約7.26万人から

2021年度には約3.83万人へと半減。

 

高校の進路指導でも

自動車整備科が敬遠される傾向にあり、

専門学校でも定員割れが常態化しているのが現状です。

 

待遇・労働環境による離職と人材流出

従来の自動車整備業界は

「きつい・汚い・危険」

の3K職場というイメージが根強く

 

長時間労働や低賃金といった

問題が指摘されてきました。

 

実際に、せっかく資格を取得しても

他業種に転職してしまうケースが後を絶たず、

人材の定着率の低さが深刻な課題となっています。

 

しかし、この状況は急速に改善されつつあります。

国土交通省が2024年3月に策定した

 

「自動車整備士等の働きやすい・働きがいのある職場づくりに向けたガイドライン」

 

では、フレックスタイム制の導入、

女性向け設備投資、資格手当の支給など、

具体的な職場環境改善策が示されています。

 


それでも伸び続ける整備需要

人材不足が深刻化する一方で、

自動車整備の需要は過去最高水準で推移しています。

 

この需要と供給のギャップこそが、

今整備士を目指す人にとって

大きなチャンスとなっているのです。

 

車齢の延伸と整備機会の増加

日本自動車整備振興会連合会の調査によると、

2023年度の総整備売上高は

 

約6兆2,561億円(前年比5.9%増)となり、

18年ぶりに6兆円を突破しました。

 

この増加の背景には、

半導体不足による新車納期の長期化で、

ユーザーが車を長く乗り続ける傾向が強まったことがあります。

 

平均車齢の延伸により、

継続検査(車検)や定期点検を受ける車両が増加し、

経年劣化部品の交換需要も拡大。

 

車検整備・定期点検・事故修理の

いずれも前年を上回る実績を記録しており、

整備需要そのものは高水準を維持しています。

 

EV・ADASなど次世代対応の必要性

自動車の電動化・電子化が進むなか、

整備士が扱う技術はより

高度で専門的なものとなっています。

 

電気自動車(EV)の高電圧作業や、

先進運転支援システム(ADAS)のエーミング調整など、

従来にない新しい技術への対応が求められています。

 

2024年10月からは車検時にOBD(車載故障診断装置)による

電子制御装置のチェックが義務化され、

 

特定整備の認証を持つ工場でなければ

対応できない作業が増えています。

 

このような技術革新により、

整備士という職業の専門性と価値は

今後ますます高まっていくでしょう。

 


今、整備士が「狙い目」の理由

これまでの分析から分かるように、

自動車整備業界は

「高い需要」と「深刻な人材不足」という状況にあります。

 

この状況こそが、

今整備士を目指す人にとって

絶好の機会となっているのです。

 

未経験歓迎の求人増加

人材不足により、

多くの整備工場が採用基準を見直しています。

 

従来は「有資格者・経験者優遇」が当たり前でしたが、

現在は「未経験歓迎」「資格取得支援あり」といった

求人が大幅に増加しています。

 

大手ディーラーでは、

毎年一定数の新人整備士を募集する中で、

 

留学生出身の外国人整備士を

受け入れるケースも増えており、

人材確保に向けた取り組みが活発化しています。

 

つまり、これまで門戸が狭かった

整備業界への就職チャンスが

大きく広がっているのです。

 

安定した需要と専門スキルの魅力

自動車は現代社会に欠かせないインフラであり、

整備需要が完全になくなることはありません。

 

景気の変動に左右されにくく、

専門技術を身につけることで

長期的に安定した収入を得ることができます。

 

また、AIやデジタル技術の発達により、

一部の単純作業は自動化される可能性がありますが、

 

複雑な故障診断や修理作業は

人間の技術と経験が必要不可欠。

 

整備士のスキルは

「代替されにくい専門技能」として、

今後も高い価値を持ち続けるでしょう。

 


整備士の現場のリアル

 

ここで、実際に当社整備士の声を紹介します。

 

去年、未経験から整備士の道に入り、

現在は当社で主力となり

バリバリ働いてくれています!

 

以下本人のコメントです。

正直、最初は『整備士ってブラックなんじゃないか』

って不安でした。

 

でも実際に働いてみると、

確かにきつい面もありますが、

それ以上にやりがいを感じています。

 

一番嬉しいのは、

お客さんから『ありがとう』って言われる瞬間ですね。

 

故障で困っていた車を直したときの

安堵した表情を見ると、

 

『人の役に立つ仕事をしているんだな』って

実感します。

 

うちの会社は残業時間もほぼなく、

有給も取りやすい環境です。

先輩たちも丁寧に教えてくれます。

 

技術の進歩で覚えることは多いですが、

それって逆に言えば『常に成長できる仕事』ってことです。

車好きにはたまらない環境だと思います。

 

このように、現場で働く若手整備士からは、やりがいと成長を実感する声が聞かれます。

 


他業界と比べた自動車整備士の優位性

「整備士はブラック」というイメージがある一方で、

他業界と比較すると実は多くの

優位性があることが分かります。

 

飲食業界との比較では、

飲食業界の平均離職率が約80%と高い水準にある中、

整備業界は専門技術を身につけることで

転職市場での価値が高まります。

 

また、深夜勤務や土日祝日の勤務が

常態化している飲食業に対し、

整備工場の多くは土日休みや

定時勤務の体制を取っています。

 

建設業界との比較では、

屋外での危険作業が多い建設業に対し、

整備士は屋内での作業が中心で、

安全管理も徹底されています。

 

また、建設業界は景気の影響を受けやすい一方、

整備業界は安定した需要が見込めます。

 

運送業界との比較では、

2024年問題で注目される

運送業界の労働時間規制に対し、

 

整備業界では既に働き方改革が

進んでいる企業が増えています。

 

また、運送業は体力勝負の側面が強いですが、

整備士は技術と知識が重視される職種です。

 

さらに、国や業界団体による支援制度も充実しています。

中小整備事業者向けの

「省力化投資促進補助」では、

 

IT化や機械化投資に対して補助金が交付され、

働きやすい環境整備が支援されています。

 


よくある質問(FAQ)

 

Q1. 整備士ってブラックって本当?

A1. 従来のイメージは確かに厳しいものがありましたが、

現在は大きく改善されています。

 

国のガイドラインに基づき、

残業時間の削減、有給取得の推進、労働環境の改善が進んでいます。

 

実際に「残業ゼロ」を目指す整備工場も増えており、

働き方改革が着実に進展しています。

 

Q2. 資格がなくても働ける?

A2. はい、もちろんです!

未経験・無資格でも働けます。

 

多くの整備工場では入社後に

資格取得をサポートする制度があり、

実務経験を積みながら

段階的にスキルアップできます。

 

資格取得費用を会社が

負担するケースも多く

安心して挑戦できる環境が整っています。

 

Q3. 女性でも整備士になれる?

A3. もちろんです。

現在、女性整備士は全体の

約3.2%とまだ少数ですが、

業界では女性の活躍推進に力を入れています。

 

女性向けの作業設備投資や

産休復職支援制度の整備も進んでおり、

働きやすい環境づくりが進められています。

Q4. キャリアアップの道は?

A4. 整備士には明確なキャリアパスがあります。

 

3級整備士→2級整備士→1級整備士と

段階的にステップアップでき、

特殊整備士や検査員などの専門資格も取得可能です。

 

将来的には工場長や独立開業という道もあり、

努力次第で大きく成長できる職業です。

 

Q5. 就職先の選び方は?

A5. ディーラー、専業整備工場、カー用品店など選択肢は多様です。

大手ディーラーは研修制度が充実し、

専業整備工場は幅広い車種に対応できます。

 

就職前に職場見学を行い、

労働環境や教育体制を

確認することをおすすめします。

 


まとめ・今こそ整備士の道へ

自動車整備業界は今、

大きな転換点を迎えています。

 

人材不足という課題がある一方で、

それは未経験者や若手にとって

絶好のチャンスでもあります。

 

整備需要は過去最高水準で推移し、

EVやADASなどの新技術により

整備士の専門性はますます高まっています。

 

働き方改革も着実に進展し、

「きつい」だけではない、

やりがいのある職業として

生まれ変わろうとしています。

 

「人の役に立つ仕事がしたい」

「手に職をつけて安定した収入を得たい」

「技術を身につけて成長し続けたい」

 

そんな思いを持つあなたにとって、

自動車整備士は理想的な職業かもしれません。

 

少しでも興味を持たれた方は、

まずは近くの整備工場やディーラーに相談してみませんか?

 

職場見学や説明会を通じて、

リアルな現場の雰囲気を

感じることから始めてみてください。

 

あなたの「やってみたい」という気持ちが、

充実したキャリアの第一歩になるはずです。

 

今こそ、整備士という「必要とされる仕事」で

新しい人生をスタートさせましょう!

 

M.R.Oでも、新しい仲間を大募集しています!

職場見学からでも構いません。

 

少しでも気になった方がいましたら

ご連絡お待ちしております!

 

最後までご覧いただきありがとうございました!

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