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2024.10.02

これからの季節におすすめの点検整備

こんにちは!

暑さのピークを過ぎ、風に少しずつ秋の気配が混ざり始めましたね!

あのジリジリとした夏の日差しが和らぎ、空は少し高く、雲はふんわり。

 

 

季節の移り変わりって、なんだかワクワクしませんか?

夏の名残を感じつつ、だんだんと秋の装いに変わる街並みや自然の風景はまるで新しいステージが始まるような感じです。

これからは涼しい風に吹かれながら、おいしい食べ物や紅葉、そして冬への準備など楽しみがいっぱい待っています。

 

 

秋冬モードにシフトして新しい季節を楽しみましょう!

シフトするのは自動車も一緒です!

秋冬の季節は気温の変化や道路状況が大きく変わり車にかかる負担も増加します。

自動車整備工場としてユーザーが安心して冬の運転を迎えられるよう、秋冬にかけて実施すべき点検整備を7つ紹介します。

 

 

 

1. バッテリーの点検・交換

 

 

 

寒冷時にはバッテリーの性能が大幅に低下しやすくなります。

特に気温が0度を下回るとバッテリーの容量は大幅に減少し、エンジン始動時に十分な電力を供給できないことがあります。

秋の段階でバッテリーの電圧や状態を点検し、寿命が近い場合は交換を検討することが重要です。

 

 

また、バッテリーの端子に腐食が見られる場合は清掃や保護剤を塗布することで接触不良を防ぎ

冬の寒い朝でもスムーズにエンジンを始動できるようにすることができます。

バッテリーは突然不具合を起こすことが多いため予防的な交換や点検をオススメします!

 

 

 

2. タイヤの溝と空気圧の点検

 

 

 

秋冬の道路は雨や雪によって滑りやすくなるためタイヤの性能が特に重要です。

まず、タイヤの溝の深さを確認しスリップの危険を避けるためにも最低でも1.6mm以上の残溝があることを確認し

これが不足している場合は早めにタイヤ交換を行うことをオススメします!

 

 

さらに気温が下がるとタイヤの空気圧も低下しやすいため、適切な空気圧を保つことが安全運転のために不可欠です。

タイヤの空気圧が低いと燃費が悪化し、ハンドリングも不安定になるため定期的な点検が重要です。

特に冬用タイヤを使用する地域では冬タイヤへの交換タイミングも重要です。

 

 

 

3. エンジンオイルの交換とレベルチェック

 

 

 

寒冷時にはエンジン内部の摩擦が増えるため、エンジンオイルの品質が非常に重要になります。

エンジンオイルが劣化していると、エンジン内部の潤滑が不十分になり摩耗や故障の原因となることがあります。

秋冬に備えてオイル交換を行う際には寒冷地に適した低温粘度のエンジンオイルを選ぶことも重要です。

 

 

また、エンジンオイルの量も適切であることを確認し、不足している場合は適宜補充を行うことをオススメします!

これによりエンジンの寿命を延ばし寒冷時でもスムーズな始動が可能になります。

 

 

 

4. 冷却液の点検・補充

 

 

 

エンジンの冷却液(ラジエーター液)は冬場の低温時にエンジンが過熱するのを防ぐ役割がありますが

不凍液としての機能も持っています。

冷却液が劣化していると凍結や過熱のリスクが高まるため、秋のうちに冷却液の濃度やレベルを点検し

必要に応じて補充や交換を行うことが重要です。

 

 

特に寒冷地では冷却液が適切な濃度でないと、凍結してエンジンが破損する可能性もあるため注意が必要です。

不凍液の点検は専門的な機器を使用することが多いため、整備工場での点検をオススメします。

 

 

 

5. ワイパーとウォッシャー液の点検・補充

 

 

 

冬場の降雪や霜により視界が悪化することが多くなります。

そのためワイパーのゴムが劣化していないか、スムーズに動作しているかを確認することが大切です。

ワイパーゴムが劣化するとしっかりと水分を拭き取れず、視界不良の原因となります。

 

 

秋の段階でゴムのひび割れや摩耗を確認し必要に応じて交換しましょう。

またウォッシャー液も低温対応のものに変更し、補充しておくことをオススメします!

特に雪や凍結が発生する地域では凍結防止成分を含むウォッシャー液を使用することで安心して運転ができます。

 

 

 

6. ブレーキシステムの点検

 

 

 

滑りやすい冬道ではブレーキの効きが悪いと事故のリスクが高まります。

ブレーキパッドやディスクの摩耗状態を点検し、必要に応じて早めに交換することが大切です。

またブレーキフルード(ブレーキオイル)の劣化や漏れも点検し、定期的な交換をオススメします。

 

 

ブレーキフルードが劣化するとブレーキの反応が鈍くなるため、しっかりと点検を行い安全なブレーキ性能を確保しましょう。

特に寒冷地ではABS(アンチロック・ブレーキ・システム)の動作確認も重要です。

 

 

 

7. ヒーターとエアコンの動作確認

 

 

 

秋冬にかけてはヒーターの使用頻度が増えます。

ヒーターがしっかりと温風を送れているか、風量や温度調整が正常に行えるかを確認することが大切です。

ヒーターが正常に機能しないと窓の曇り取りが十分にできず、視界不良を引き起こすことがあります。

 

 

またエアコンのコンプレッサーも冬場に必要になることがあります。

特に曇りを取る際にはエアコンが効果的なので、秋の段階で動作確認を行い必要に応じて整備を依頼しましょう。

 

 

 

まとめ

 

 

 

 

秋冬の寒さや降雪、凍結に備えた自動車の点検整備は安全なドライブを実現するために欠かせません。

バッテリーや冷却水の点検はエンジン始動やオーバーヒート防止に役立ち

エンジンオイルやタイヤの確認は燃費や走行安定性を向上させます。

 

 

ブレーキの効き具合や灯火類の正常動作を確認することで冬場の視界不良や滑りやすい路面にも対応できます。

またワイパーとウォッシャー液のメンテナンスにより、悪天候時でもクリアな視界を確保できます。

これらの整備を早めに行うことで冬のトラブルを未然に防ぎ、安心安全な運転を実現しましょう。

 

 

ご覧いただきありがとうございました。

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