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2026.02.16

自動車整備士3級試験ガイド|受験資格・申請・勉強法まとめ

自動車整備士3級の取得を目指すあなたへ!

 

こんな悩みを抱えていませんか?

自動車整備士3級を取りたいけれど

受験資格や試験内容や手続きの流れが

ややこしくて一歩目が踏み出せない…という人は多いです。

 

「3級は何ができる資格なのか」

「2級との違いは何か」

「自分は受験資格を満たしているのか」

「学科と実技の勉強はどう進めればいいのか」

など、不安や疑問は尽きません。

 

さらに、申請から受験当日までの流れも複雑で

必要書類や期限を把握するのは簡単ではありません。

 

特に見習いとして働きながら独学で資格取得を目指す場合

限られた時間の中で効率的に準備を進める必要があります。

 

この記事の結論として

3級自動車整備士は種類と受験ルートを整理すれば

独学でも十分に準備できる資格ということです。

 

この記事では受験資格のチェック方法から試験の全体像

そして合格までの学習ロードマップまで体系的に解説します。

 

この記事でわかること

自分の受験資格を正確にチェックする方法

試験の全体像(学科・実技の内容と流れ)

申請から受験までの具体的な手順

独学で合格するための効率的な勉強法

 

参考:日本自動車整備振興会連合会(JASPA)整備士試験FAQ

 


1.自動車整備士3級の基礎知識

自動車整備士3級とは

自動車整備士3級は自動車整備士資格の入門レベルに位置づけられる国家資格です。

この資格を取得することで

基本的な自動車の点検・整備作業を行う能力を公的に証明できます。

 

3級整備士ができる作業範囲は主に日常点検や定期点検・簡単な部品交換などです。

分解整備が必要な作業については2級以上の整備士の指導のもとで行うことになります。

整備工場で働き始めた方がまず目指すべき最初のステップとなる資格です。

 

3級の主な種目

自動車整備士3級には複数の種目があります。

自分の業務内容や将来のキャリアプランに合わせて

受験する種目を選択します。

 

①3級ガソリン・エンジン整備士:ガソリンエンジン車のエンジン関連の整備

②3級ジーゼル・エンジン整備士:ディーゼルエンジン車のエンジン関連の整備

③3級シャシ整備士:ブレーキ、サスペンション、トランスミッションなどの整備

④3級二輪自動車整備士:オートバイの整備全般

 

最も一般的なのは「3級ガソリン・エンジン整備士」です。

普通自動車の整備工場で働く場合

まずこの種目から取得するケースが多くなっています。

 

登録試験と技能検定の関係

自動車整備士の資格取得には主に2つのルートがあります。

 

登録試験ルートは日整連(日本自動車整備振興会連合会)が実施する試験です。

学科試験と実技試験の両方に合格する必要があります。

養成施設の修了者でない場合、多くの方がこのルートで受験します。

 

技能検定ルートは都道府県職業能力開発協会が実施する検定です。

実務経験がある場合に受験でき学科試験と実技試験で構成されます。

どちらのルートを選ぶかは自分の状況(実務経験の有無、養成施設の修了状況など)によって決まります。

 

よくある誤解

誤解1:3級は誰でもすぐ受けられる

実際には、受験資格として一定の実務経験または養成施設での修了が必要です。

入社してすぐに受験できるわけではありません。

 

誤解2:試験に合格すれば自動的に資格が交付される

試験合格後、別途申請手続きが必要なケースがあります。

詳細は受験時の案内や公式サイトで確認しましょう。

 

参考:国土交通省 自動車整備士制度

 


2.受験までの具体的な手順

手順1:受験資格のセルフチェック

まず自分が受験資格を満たしているかを確認します。

主な受験資格は以下の通りです。

 

実務経験ルート

整備工場などで一定期間の実務経験を積むことで受験資格が得られます。

3級の場合、一般的に1年以上の実務経験が必要とされています。

(種目や状況により異なる場合があります)

 

実務経験のカウント方法の注意点

①勤務開始日から計算する(試用期間も含まれる場合が多い)

②実際の整備業務に従事している期間のみがカウントされる

③事業主の証明が必要(勤務証明書など)

 

学校・養成課程ルート

認定された養成施設(専門学校など)で所定の課程を修了している場合、実務経験がなくても受験できます。

また修了した内容によっては学科試験や実技試験の一部が免除される場合があります。

自分がどのルートに該当するか不明な場合は

勤務先の上司や人事担当者、または最寄りの日整連支部に問い合わせることをおすすめします。

 

手順2:受験ルートを決める

前述の通り登録試験と技能検定の2つのルートがあります。

多くの場合、実務経験のみで受験する方は登録試験ルートを選択します。

どちらのルートが自分に適しているかは以下の要素で判断します。

 

①受験資格(実務経験の年数、養成施設の修了状況)

②試験日程(どちらが自分のスケジュールに合うか)

③試験会場のアクセス

 

手順3:申請の流れ

申請先の確認

申請窓口は、受験ルートや地域によって異なります。

 

①登録試験の場合:各都道府県の日整連支部

②技能検定の場合:都道府県職業能力開発協会

 

まずは公式サイトで全体の流れを把握し、次に最寄りの窓口に直接問い合わせて

具体的な提出書類や期限を確認することをおすすめします。

 

手数料・提出物

一般的に必要となる書類は以下の通りです。

(詳細は最新の公式情報を確認してください)

 

①受験申請書

②実務経験証明書(勤務先が発行)

③卒業証明書または修了証明書(該当者のみ)

④証明写真(規格に注意)

⑤受験手数料

 

手順4:試験日程を押さえる

試験は通常、学科試験を先に実施し学科合格者が実技試験に進む流れになっています。

試験日程は年度ごとに変動するため

必ず最新の情報を公式サイトで確認しましょう。

 

申請期限から試験日まで十分な準備期間を確保できるよう

早めにスケジュールを組むことが重要です。

 

失敗しやすい点と回避策

①期限ギリギリの提出

書類に不備があった場合、修正する時間がありません。

余裕を持って1〜2週間前には提出しましょう。

 

②証明書の不足

勤務先に証明書の発行を依頼する場合、発行まで数日かかることがあります。

早めに依頼しましょう。

 

③写真規格のミス

証明写真のサイズや背景色など、規格が細かく指定されています。

必ず確認してから撮影しましょう。

 

④受験種目の選び間違い

自分の業務内容に合った種目を選ぶことが大切です。

不安な場合は上司に相談しましょう。

 

参考:国土交通省 自動車整備士制度

 


3.独学で合格するための勉強法

最短合格の全体像

独学で効率よく合格を目指すには「過去問起点」の学習が最も効果的です。

おすすめの学習順は以下の通りです。

 

①過去問を1回分解く(現在の実力と出題傾向を把握)

②間違えた問題を分析(弱点を明確化)

③テキストで弱点を補強(理解を深める)

④過去問2周目(定着度を確認)

⑤繰り返す(苦手分野がなくなるまで)

 

この流れを守ることで無駄な時間をかけずに合格ラインに到達できます。

 

学科対策:過去問の使い方

学科試験は知識を問う問題が中心です。

過去問を効果的に活用するためのポイントは以下の通りです。

 

時間配分を意識する

本番と同じ時間設定で過去問を解きましょう。

どの問題にどれくらい時間をかけるべきか体感で覚えることが大切です。

間違えた問題の理由を1行で書く

単に答えを覚えるのではなく

「なぜ間違えたのか」を自分の言葉で書き出しましょう。

 

例えば

・「ブレーキの構造を勘違いしていた」

・「単位の換算ミス」

・「問題文の読み落とし」

 

このように記録することで同じミスを繰り返さなくなります。

 

実技対策:準備の考え方

実技試験では実際の整備作業に関する技能が問われます。

独学の場合でも、現場での反復練習が最も効果的です。

 

①出題範囲を把握する

過去問や公式サイトでどのような作業が出題されるかを確認します。

 

②現場で反復する

日常業務の中で試験範囲に該当する作業を意識的に練習します。

先輩に質問しながら、正しい手順を身につけましょう。

 

③工具の名称と使い方を覚える

実技試験では工具の正しい使い方も評価されます。

普段から工具の名前と用途を意識して作業しましょう。

 

学習計画例

仕事終わりに勉強時間を確保する場合の学習計画例です。

平日(30分×5日 = 週2.5時間)

・帰宅後、過去問を5〜10問解く

・間違えた問題をノートに記録

・テキストで該当箇所を復習

 

休日(2時間×2日 = 週4時間)

・過去問1回分を通して解く(1時間)

・復習とテキストでの補強(1時間)

 

週に合計6〜7時間を確保できれば

2〜3ヶ月の準備期間で十分に合格レベルに到達できます!

 

直前期のやること・やらないこと

やること

・これまで間違えた問題を総復習

・過去問の最新回を時間を計って解く

・頻出テーマの確認(点検項目、計算問題など)

 

やらないこと

・新しい範囲に手を広げる(混乱の原因になる)

・徹夜での詰め込み学習(本番で集中力が切れる)

・完璧主義(8割取れれば合格できる)

 

参考:日整連 過去問題

 


4.3級整備士資格の比較と選び方

3つの視点で比較する

比較1:3級 vs 2級

3級と2級の違いを理解することで今後のキャリアプランが立てやすくなります。

 

3級整備士

①基本的な点検・整備作業が可能

②分解整備は2級以上の監督下で実施

実務経験1年程度で受験可能

 

2級整備士

①単独で分解整備が可能

②自動車検査員の受験資格にもなる

③3級取得後、さらに実務経験を積んで受験

 

まずは3級で基礎を固め実務経験を積みながら2級を目指すのが一般的なステップです。

 

比較2:登録試験 vs 技能検定

受験ルートによって、試験の実施機関や免除の考え方が異なります。

 

登録試験

①実施機関:日整連

②養成施設修了者は免除制度あり

③実務経験のみで受験する人が多い

 

技能検定

①実施機関:都道府県職業能力開発協会

②実務経験が受験資格の中心

③学科試験・実技試験の両方を実施

 

どちらを選ぶかは自分の受験資格と試験日程で判断しましょう。

 

比較3:独学 vs 養成課程

資格取得の方法としては独学で実務経験を積むルートと養成施設で学ぶルートがあります。

 

独学(実務経験ルート)

①時間:働きながら1〜2年で受験資格を得る

②費用:テキスト代と受験料のみ(数万円程度)

③実技準備:現場での反復練習が必須

 

養成課程(専門学校など)

①時間:1〜2年の課程修了で受験資格を得る

②費用:学費が必要(数十万〜百万円超)

③実技準備:授業内で実習を受けられる、試験免除の可能性あり

 

既に整備工場で働いている場合は独学ルートが現実的です。

これから整備士を目指す場合は、養成施設も選択肢になります。

 

選び方の判断基準(チェックリスト)

以下のチェックリストを使って、自分に合った選択をしましょう。

 

□ 自分の受験資格ルートはどれか(実務経験 or 養成施設)

□ 狙う種目は現職の業務内容と一致しているか

□ 試験日程までの学習時間を確保できるか

□ 実技準備は現場で反復できる環境があるか

□ 申請に必要な書類は揃えられるか

 

ケース別のおすすめ

見習い・入社1年未満の場合

まず3級で基礎を固め翌年度以降に2級取得を計画するのがおすすめです。

焦らず、実務経験を積みながら段階的にステップアップしましょう。

 

学校課程修了者の場合

免除や手続きの期限を最優先で確認しましょう。

修了後一定期間内に申請しないと免除が受けられない場合があります。

 

二輪整備メインの場合

3級二輪自動車整備士を優先し試験範囲を絞って集中的に学習するのが効率的です。

 

参考:日整連 整備士試験FAQ

 


5.よくある質問(FAQ)

 

Q1. 3級は独学だけで合格できますか?

A. 合格可能です。ただし、以下の条件が整っていることが望ましいです。

・過去問を繰り返し解く時間を確保できる

・現場で実技の練習ができる環境がある

・先輩や上司に質問できる

・独学に不安がある場合は、通信講座や短期講習を併用するのも有効です。

 

Q2. 受験資格の「実務経験」はどこから数えますか?

A. 一般的には、整備工場に入社した日から数えます。

試用期間中も実務経験に含まれることが多いです。

ただし、実際に整備業務に従事している期間のみがカウントされるため

事務作業のみの期間は含まれない場合があります。

詳細は勤務先や申請窓口に確認しましょう。

 

Q3. 学科と実技は同時に受けられますか?

A. 通常、学科試験に合格した後に実技試験を受験する流れになっています。

ただし、養成施設の修了者など条件によっては学科や実技の一部が免除される場合があります。

自分の状況に応じて公式サイトで最新のルールを確認してください。

 

Q4. 過去問はどこで入手できますか?

A. 日整連の公式サイトで過去問が公開されています。

また、書店や通販サイトでも過去問題集を購入できます。

公式サイトの過去問は無料で閲覧できるためまずはそちらを活用するのがおすすめです。

 

Q5. 登録試験と技能検定、どっちを受ければいい?

A. 受験資格を満たしている方を選びます。

養成施設を修了していない場合は、登録試験を選ぶのが一般的です。

どちらを受けるべきか迷った場合は勤務先の上司や最寄りの試験実施機関に相談しましょう。

 

参考:国土交通省 自動車整備士制度

 


まとめ:次にやるべき3つのこと

この記事の要点

 

① 3級は「種目」と「受験ルート」を先に決めると迷いが消える

自分の業務内容に合った種目(ガソリン、シャシ、ジーゼル、二輪)を選び

実務経験ルートか養成課程ルートかを明確にすることで、スムーズに準備を進められます。

 

② 申請は期限と証明書が最重要

書類に不備があると受験できません。

特に勤務証明書や写真規格には注意が必要です。

余裕を持って準備し、期限の1〜2週間前には提出しましょう。

 

③ 勉強は過去問起点で「弱点補強→周回」が最短

まず過去問を1回分解いて現状を把握し間違えた問題をテキストで補強、その後繰り返し周回する。

この流れが最も効率的です。

 

次にやること

次にやることは3つだけです。

 

① 公式の受験資格ページで自分の条件を確認

国土交通省や日整連の公式サイトで自分が受験資格を満たしているかを確認しましょう。

 

② 直近の試験日程をチェック

申請期限と試験日を把握し、逆算してスケジュールを組みます。

 

③ 過去問を1回分解いて弱点を把握

まずは現状の実力を知りどこから手をつけるべきかを明確にします。

 

準備が整ったら必要書類をそろえて期限内に提出しましょう。

日程や手続きは年度・地域で変わるため最終確認は必ず公式情報で行うのが安心です。

 

参考:国土交通省 自動車整備士制度

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

この記事を参考にたくさんの自動車整備士が誕生したら幸いです。

 


 

【記事情報】

  • 更新日:2026年2月15日
  • 参照した公式ページ:国土交通省、日本自動車整備振興会連合会
  • 注意:試験日程や手続きは年度によって変動します。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

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