整備士が地方移住×転職を成功させるには?都市部より愛媛を選ぶ理由
都市部で整備士として働きながら、「いつか地方でのびのびと仕事がしたい」と思ったことはありませんか?
慌ただしい都会の生活、長い通勤時間、家賃の高さ――そういった日々の疲れが積み重なったとき、地方への移住転職が頭をよぎる整備士は少なくありません。
ただ、いざ動こうとすると
「地方に行ったら収入が下がるのでは?」
「整備士として都市部と同じように活躍できるのか?」
「移住って実際どれくらいお金がかかるのか」という疑問が出てきます。
この記事では、整備士が地方移住×転職を考えるときに知っておくべきことを、都市部との違い・メリットデメリット・愛媛を選ぶ理由・転職活動の進め方の4つの軸で整理しました。
地方移住転職を現実的な選択肢として検討している整備士の方に、役立てていただければ幸いです。
1.都市部と地方、整備士の働き方はここが違う

地方に移住転職する前に、都市部と地方の整備士の働き方がどう違うのかを正確に理解しておくことが大切です。
業務範囲の違い
都市部の大型ディーラーや大手チェーン系整備工場では、業務が細かく分業されています。
エンジン担当・板金担当・検査担当など、自分の担当外の仕事にはほとんど関わらないため、特定のスキルは深まる一方、全体を把握する力が育ちにくい面があります。
地方の中小整備工場では、一人の整備士が車検・一般整備・板金塗装・車両販売まで幅広く担当します。
最初は大変に感じることもありますが、整備士として総合的なスキルと判断力が身につく環境です。
「何でもできる整備士」を目指したい方には、地方の方が向いているとも言えます。
お客様との距離感
都市部では、1日に多くのお客様の車を処理するスタイルが一般的です。お客様との接点は短く、名前や顔も覚えにくい環境です。
地方では、同じお客様が何年も通ってくれることが多く、顔なじみのお客様と長い信頼関係を築くことができます。
「あの整備士さんに任せたい」と言ってもらえる喜びは、地方ならではの醍醐味です。
給与・収入の違い
一般的に、地方の整備士の給与水準は都市部より低くなる傾向があります。
ただし、生活コスト(特に家賃)が都市部より大幅に安いため、手元に残るお金の差は給与の差ほど大きくない場合があります。
たとえば月給が3万円下がっても、家賃が4万円安くなれば、実質的には生活水準が上がる計算になります。
なお、業界全体では整備士の給与は改善傾向にあります。
日本自動車整備振興会連合会のデータによると、自動車整備要員の平均年収は平成28年の383万円から令和3年には399万円へと、6年連続で上昇しています。
出典:日本自動車整備振興会連合会「自動車特定整備業実態調査結果概要」
通勤環境
地方では電車通勤が難しい地域も多く、車通勤が前提となるケースがほとんどです。
一方で、通勤距離が短く渋滞も少ないため、毎日の移動ストレスが大幅に軽減されます。
都市部で1時間以上かけて通勤していた方が、地方移住後に「通勤が15分になって時間的・精神的に楽になった」と感じるケースも多くあります。
2.地方移住転職のメリット・デメリット(整備士視点)

地方への移住転職には、整備士として特有のメリットとデメリットがあります。
正直に整理しておきます。
メリット
・スキルアップの機会が多い
業務範囲が広いため、整備士として多様な経験を積むことができます。
ディーラー系に比べ、あらゆる車種・メーカーを扱う機会も多く、汎用性の高い技術が身につきます。
・生活コストが下がる
家賃・食費・光熱費の合計が都市部より3〜5万円安くなる場合が多く、同じ給与でも使えるお金が増えます。
・競争が少なく評価されやすい
地方では整備士が貴重な存在のため、技術と誠実さがあれば職場内外で早く信頼される存在になれます。
・生活環境の豊かさ
自然・食・気候など、生活の質が上がったと感じる人が多くいます。
仕事とプライベートのバランスを大切にしたい方には特に向いています。
デメリット
・給与の絶対額が下がる可能性がある
特に都市部の大手ディーラーから転職する場合、給与水準が下がるケースがあります。
生活費とセットで計算し、実質的な生活水準を確認することが重要です。
・車が必須になる
地方では公共交通機関が少なく、車なしでは生活が不便になる地域がほとんどです。
車を持っていない場合は購入費・維持費が新たにかかります。ただし整備士であれば、車の維持コストを抑えやすいという利点もあります。
・都市部のような娯楽施設が少ない
大型商業施設や娯楽施設の選択肢は都市部より少なくなります。
自然の中での過ごし方を楽しめる人には問題ありませんが、都市的なライフスタイルを求める方には物足りなさを感じることがあるかもしれません。
・人間関係が密になる
地方のコミュニティは都市部より人間関係が密です。
職場の同僚や地域の方との距離感が近くなるため、人付き合いが苦手な方は最初に戸惑うこともあるかもしれません。
3.地方の中でも愛媛をおすすめする理由

地方への移住転職先として、愛媛県を選ぶ具体的な理由をお伝えします。
① 生活費の安さと安定性
愛媛県の家賃平均は約5万円(全国43位)で、都市部と比べて大幅に安い水準です。
2015年〜2024年の10年間での家賃上昇率はわずか約0.7%と非常に安定しており、全国平均の上昇率(約3.4%)を大きく下回っています。長期的な生活設計が立てやすい環境です。
出典:SUUMO・ホームメイト・ホームズ掲載データ集計、スミカ社、2024年
光熱費は月合計で約19,232円(電気代約10,672円・ガス代約4,333円・水道代約3,497円)が目安です。
月の生活費は家賃・食費・光熱費を合わせて約12〜14万円が目安となります。
② 温暖な気候と豊かな食文化
愛媛は瀬戸内海に面した温暖な気候で、1年を通じて比較的過ごしやすいのが特徴です。
みかんをはじめとする柑橘類、新鮮な魚介類、じゃこ天などの郷土料理など、食の豊かさも魅力のひとつです。
地元のスーパーで手に入る新鮮な食材は、都市部よりも安く品質が高いことが多く、自炊中心の生活にも向いています。
③ 松山市の都市機能の充実
愛媛県の県庁所在地である松山市は、地方都市としての利便性が高く、大型ショッピングモール・病院・飲食店などのインフラが整っています。
路面電車や鉄道、松山空港へのアクセスもよく、地方に住みながら必要な都市機能を享受できるバランスの良さが魅力です。
④ 移住支援制度の充実
愛媛県や各市町村では、移住者向けのさまざまな支援制度を設けています。
国の移住支援金(単身最大60万円、世帯最大100万円)のほか、市町村独自の補助制度も存在します。
※宇和島市の移住支援制度は2026年3月末で一部終了しました。
出典E:国土交通省「移住支援金制度」
4.整備士が転職活動を進めるときのポイント

地方移住転職の転職活動で、整備士ならではのポイントをまとめます。
資格を整理して強みを明確にする
自動車整備士1級・2級・3級、取り扱い可能な車種や設備など、自分のスキルと資格を整理しておきましょう。
応募先の工場が何を求めているかと照らし合わせることで、自分の強みが明確になります。
面接で必ず聞かれる「移住の理由」を準備する
地方の工場の採用担当者が最も気にするのは
「なぜうちの地域に来るのか」「すぐに辞めないか」という点です。
「愛媛の◯◯に魅力を感じた」「地域に根ざした整備士として長く働きたい」など、具体的かつ前向きな理由を言語化しておきましょう。
リモート面接を活用してコストを抑える
現地に行く前にリモート面接を活用することで、交通費・宿泊費を抑えられます。
応募前に「リモート面接は可能ですか?」と確認しておきましょう。
内定後に現地見学・物件探しをセットで行うと効率的です。
移住支援金の条件を事前に確認する
移住支援金の受給には
「移住前に一定期間東京圏に在住していること」「移住後に対象求人に就職すること」など細かい条件があります。
移住前に条件を確認し、支援金を最大限活用できるよう準備しておきましょう。
出典E:国土交通省「移住支援金制度」
5.有限会社エム.アール.オーという選択肢

当社は車検整備・板金塗装・新車および中古車販売まで幅広く手がける総合整備工場です。
軽自動車から普通乗用車まで多種多様なメーカー・車種に対応し、地域のお客様・法人のお客様とともに長く信頼関係を築いてきた工場です。
業務が細かく分業されていないため、一人の整備士として車に関わるあらゆる仕事を経験できます。
「整備士として総合的に成長したい」
「地域のお客様と長く関わりながら働きたい」
という方に向いている職場です。
「人の命を守る」プライドと責任をもって働ける環境で、確かな技術と経験を積み重ねていきたい方のご応募をお待ちしています。
また、新しい働き方『自動車整備士×米農家』を現在構築中です。
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6.まとめ
- 整備士の有効求人倍率は5.28倍(全国平均の約4倍)。地方では特に人材が不足しており、整備士の移住転職にはチャンスが多い(出典:厚生労働省・日本自動車整備振興会連合会)
- 地方の整備士は業務範囲が広く、総合的なスキルが身につきやすい
- 愛媛は家賃の安さ・安定性・気候・移住支援制度の充実度から、整備士の移住転職先として魅力的な選択肢(出典:スミカ社調べ/出典:国土交通省)
- 転職活動では「移住の理由」を言語化しておくことが採用の鍵になる
地方移住転職は、決断する勇気さえあれば、あとは順番通りに進めるだけです。
まずは愛媛の求人情報を見ることから始めてみましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。